Ⅰ. 荒波が知らせた出会い

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「悩む暇があるなら同化しろ」 「どんな理由で戦えと言うんですか!?」 青木はアイシャに訊ねた。 「つばめを守る。充分な理由だ」 アイシャは答えた。 「守る……」 「ああ……」 アイシャは頷いた。 「わかりました……」 アイシャは彼女のインタフェースと同化し、スタンバイしていた。 周りをみると、青木以外の人は立っていない。 恐らく、インタフェースと同化したと思われる。 「よく……同化できるな……」 そう思い、意志を堅めて同化する。 インタフェースと同化した青木は、アイシャが同化したインタフェースに呼びかける。 「あの……」 ‐なんだ?‐ 「な、名前は……?」 ‐"アイシャ"だ‐ 「あ、ありがとうございます」 ‐伝えなくてはならない事が有るから、死ぬな‐ 「は、はい……」 そう言うと、アイシャと同化したインタフェースは勢い良く出撃した。
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