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「悩む暇があるなら同化しろ」
「どんな理由で戦えと言うんですか!?」
青木はアイシャに訊ねた。
「つばめを守る。充分な理由だ」
アイシャは答えた。
「守る……」
「ああ……」
アイシャは頷いた。
「わかりました……」
アイシャは彼女のインタフェースと同化し、スタンバイしていた。
周りをみると、青木以外の人は立っていない。
恐らく、インタフェースと同化したと思われる。
「よく……同化できるな……」
そう思い、意志を堅めて同化する。
インタフェースと同化した青木は、アイシャが同化したインタフェースに呼びかける。
「あの……」
‐なんだ?‐
「な、名前は……?」
‐"アイシャ"だ‐
「あ、ありがとうございます」
‐伝えなくてはならない事が有るから、死ぬな‐
「は、はい……」
そう言うと、アイシャと同化したインタフェースは勢い良く出撃した。
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