その茜を愛でるように

18/21
148人が本棚に入れています
本棚に追加
/384ページ
「小十郎、niceだ  正直、こんな趣味だったとは  思わなかったが  似合ってんじゃねぇか」 「恐れ要ります」 は?何言ってんのこの人たち 「yellow、  何でyellowなんだ?」 「佐助がバイト中ガーベラを  手に取ったとき、  綺麗だと思ったからです」 うわ、綺麗とか.... 佐助は一言も発さず、とにかく2人と目が合わないように遠くを見た。 「確かに髪色と肌の緑が  yellowに馴染んで綺麗だな」 「政宗様...  佐助は渡しませんよ?」 「わかってる。  小十郎が佐助に  loveだってことも  佐助が小十郎に  loveだってことも  とうの昔に知ってるぜ」 「マジで!?」 「佐助が最近バイト先に来る  強面の男について  話すもんだから、  誰かと思って花屋に行ったら  小十郎で驚いたぜ」 「な、知ってたなら  名前くらい教えてくれても」 「名前知らなかったのかよ」 「知らなかったよ  今日知ったもん!!」 「マジかよ」  
/384ページ

最初のコメントを投稿しよう!