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どれだけの時間が
過ぎたかわからない。
佐助は見ているのが嫌になった
否
見つけてくれない小十郎を
見ているのが辛いのだ
佐助は屋根裏の板を外し
小十郎の部屋に降り立った。
「誰だ!!!!?」
小十郎は近くにあった
短刀を抜き、佐助に向ける。
「!!!猿飛...!」
「久しぶり
右目の旦那」
いつも通り笑いたいが
なぜかひきつった笑いになる
「いつからいた」
「わかんないくらい前から」
佐助は微妙な心境だ
確かに片倉小十郎に
見つからない策を
探していた。
しかしその策は
気配を消さないということ
そして、
気配を消していない自分に
気付いてくれない彼
あぁ
何でだろうか....
悲しい
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