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彩「あたしは…」
悩んでいる様子で
なかなか決められないでいる。
何か用事でもあるのか…?
琢「行くなら放課後に校門にいるから。無理にこなくていいからね。んじゃ、それだけ」
健「彩ちゃん!!あいつは彩ちゃん一筋だよ?それだけは忘れないでいてやってな」
切ない顔になって
彩ちゃんは小さく頷いた。
俺と琢磨も
自分の教室へと戻った。
涼のいない学校は
いつもよりつまらなかった。
翔「優!!今日、体育館使えないから練習ないって…」
優「バレ-の日か…。雨で走れないし仕方ないよな…」
優と翔の話し声が聞こえた。
優だって本気で彩ちゃんを
好きなのはわかる
だけど涼の味方側としては
すごい嫌だった。
優に身を引いてほしいけど
そんなこと言えない
邪魔する権利、俺にはない
優「彩に言ってくるわ」
翔「あれ?今日って彩ちゃんとデ-トの日だよな?よかったじゃん!長くいられて」
彩ちゃんが悩んでいた理由が
今わかった…。
彩ちゃんは
一体どっちを選ぶんだ…?
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