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優「デ-トじゃね-し。ただ買い物するだけだよ」
翔「デ-トじゃん」
優は嬉しそうに笑いながら
教室を出ていった。
確かに優は名前の通り
優しくていい奴だ。
健「琢磨」
琢「ん?」
健「彩ちゃんはさ…涼と優…どっちを選ぶと思う?」
一人で考えていても
結局、答えが見つからなくて
琢磨に質問する。
琢磨も悩んでいたけど
答えが出たようだ。
琢「志田さんじゃないから俺はわかんないってのが答え」
健「そうだけど;」
何だかモヤモヤが広がる。
親友として涼が悲しむ顔を
見たくなかった。
放課後の部活は雨で
筋トレをやった。
バスケ部ないって言ってた。
彩ちゃん帰ったのかな?
部活が終わって
琢磨と校門のとこで待った。
琢「雨欝陶しいなあ。志田さんこないんかな、やっぱり」
傘をさしながら
ちょっと悲しむ琢磨
健「バスケ部ないしな今日。もう帰ってんのかも…」
琢「行こうぜ…」
納得いかなかったが
彩ちゃんの姿はなかった。
琢磨と雨の中
涼の家へと向かった。
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