困惑

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―彩side― 健哉君にあんなこと 言われちゃった。 確かに涼は あたしを好きでいてくれて… その気持ちは嬉しい。 瞳「何か言われたの?」 彩「涼が風邪引いて…お見舞い行くんだって健哉君達」 瞳「だったら彩も涼君にお見舞いしにいってあげたら?」 あたしのせいで 涼は風邪を引いたんだ…。 だけど…今日は… 優「彩!!」 笑顔の優が教室にやって来た。 昨日、涼と別れた後に 涙が出そうになったけれど 頑張って堪えた。 夢中になれるものが欲しい その理由で バスケ部のマネになった。 なのに… あんなこと言われるなんて そんな時に優と偶然会って 一緒にご飯を食べた。 帰り際に今日、買い物をする と約束してしまったのだ。 彩「優…」 優「今日、体育館使えなくて部活ないんだ!だから帰り彩をすぐ迎えにくるからな!」 嬉しそうに話す優を見たら 断れなかった。 作り笑顔で笑いかける。 彩「わかった」
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