困惑

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優「じゃあまた!!」 優が小さく手を振って 自分の教室に戻っていった。 どうしよう… 涼が苦しんでいるのに あたしは遊んでていいの? 瞳「彩またね!」 上の空のまま 今日も一日が終わった。 瞳と大は二人仲良く 部活へと向かっていった。 優「彩!!!」 笑顔の優が 教室の入り口に立っている。 鞄を持って駆け寄った。 優「行くか!」 彩「うん」 廊下を歩いていると 前に健哉君と琢磨君がいた。 ごめんねと後ろから呟いて 下駄箱へ向かった。 優「彩!今日は傘ささないで。俺と同じ傘に入って!!」 そう言う優の顔は真っ赤で 笑ってしまった。 優「何で笑うんだよ!!」 彩「ごめん、ごめん。わかった。優しいから相合い傘してあげるよ仕方ないなあ」 わざと上から目線で言うのに 優は素直に喜んでいる。 そんな優を見て 少し可愛いなと思った。 優「ちゃんと中入れよ」 彩「うん」 優と同じ傘に入り道を歩いた。
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