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優「濡れてない?」
彩「平気」
優「肩出てる!ほら、もっとこっちこいよ。濡れてんじゃん」
肩をグイっと引き寄せて
優の体に肩が触れる。
何だか緊張してしまって
言葉が出ない。
優の横顔を見ると
気のせいか顔が赤いような…
そんな優を見て
一人で微笑んでいた。
優「何笑ってんだよ?何か嬉しいことでもあったのか?」
彩「ん-?秘密」
優「何だよ」
他愛もない話しをしながら
バス停に向かった。
バス停のベンチで
バスがくるのを待った。
優「ほらタオル」
彩「え?」
優「ちょっと濡れてんだろ。風邪引いたら大変だから」
彩「あ、ありがと…」
優からタオルを受け取って
拭いていると…
優「くしゅっ!!!」
彩「くしゃみしてるじゃん。優がちゃんと拭きなよ…って」
よく見たら
優の左肩がずぶ濡れだった。
全然気づかなかった…。
あたしが濡れないように
してくれてたんだ。
優は雨がかかってるのに…
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