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一度、止まった彩の涙が
また溢れ出した。
指で拭ってやっても
どんどん涙が流れ出る。
彩の顔を見つめる。
彩も泣きながら
俺の目を見つめてきた。
優「泣き虫だな彩は。昔から泣き虫だったか。本当しょ-がね-なあ彩は。まだガキだな」
彩「好きだよ…優しいとこも頼れるとこも一途なとこも全部。優のこと好き。だけど…」
その言葉に先にいるのは
涼なんだよな?
きかなくてもわかった。
優「嫌なら殴って逃げて」
そう言って
俺は彩の唇にキスをした。
驚いて体をびくつかせたが
彩は逃げなかった。
優「俺は…ずっと彩だけを好きだった。別れてから後悔ばっかで…だけど彩がマネでバスケ部きて驚いたけど嬉しかった。やっぱ彩が好きなんだ俺」
台詞なんて考えてないし
こんな形で本気の告白なんて
すると思ってなかった。
優「好きだよ彩…」
彩を強く抱きしめて
想いを伝える。
彩「優…ありがとう」
彩も抱きしめ返してくれた。
この時間が
一生続いてほしかった。
本当に彩が好きなんだ。
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