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時代は新暦125年
世の中は悪が蔓延り混沌としていた
フードを被った人物が、とてつもなく巨大な城に入っていく
中に入ると、巨大な城とは思えないほど、殺風景な内装だ。
薄暗い内部の奥には、玉座が一つポツリと置かれていて、誰かが座っているのが確認出来る。
フードを被った人物は、辺りを二、三回見回しながら、ゆっくりと玉座に近づいていった。
『よぅ…こんなとこに何しに来た?』
玉座に近づくと、それまで玉座座っていた男と思われる人物が、立ち上がりフードを被った人物に話しかけた。
ドォォォォォン!!!!!!!!!!
暫くの沈黙が続いた後、突然雷が落下した。
外は満天の星空だ。
雷が落下するのは明らかに不自然。
何かしらの力だろうか?
落下したタイミングで、丁度二人の顔や全身が一瞬だけど、確認できた。
先程話しかけた人物は紛れも無く男。
若くもない、中年男と言えるだろうか。
だけど、その男の纏っているモノ…
オーラと言ったら伝わりやすいだろうか。
普通の中年男ではない。
要するに、幾度もの修羅場をくぐり抜けてきたのが、肌で感じてくるのだ。
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