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「なんやぁ、居ったんかいな!!」
「なんではよ出ぇへんねん!!もう少しで帰ってまう所やったで!!」
そこには何やらいくつものビニール袋を持った石田くんと井上くんが立っていた。
「ど、どうしたの!?こんな時間に…」
「どしたも何も若林の誕生日を祝いに来たに決まっとるやないか~」
「せやで~、酒もこの通りや!!」
そう言って井上くんが持っていた袋を持ち上げた。
ただ単純に嬉しかった。
このまま1人で今日という日が終わっていくんだと…
そう思っていたから…
「ありがとぉ!!」
俺は2人を家に上げて、その日は3人で朝の1時まで飲み明かした。
春日の事は忘れて……
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