~君がくれたもの~

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    「おはようございます。」         いつもよりも少し早く楽屋に入るとそこにはもう春日が来ていた。     「おはよう。」       今はそのにやけ顔が心底腹立つ…         「………。」 俺は黙ったまま服を着替え始めた。                     「若林?」   「話し掛けんな。」   「何を怒ってるのよ?」   「…話し掛けんなって言ってんだろぉが。」   「…若b「うるせぇ!!」                             それからはずっと重たい空気が楽屋を包んだ。                             「オードリーさん、お願いします。」   スタッフさんの声が響く…。     「はい。」   「……うぃ。」       俺は春日が立ち上がった時にはもう楽屋を先に出ていた。    
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