~君がくれたもの~

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      ガラガラッ…   春日は手に持っていたであろうビニール袋の中身を全て放ってすごい形相で走り寄って来た…     中身が無くなった空のビニール袋を俺の口に当てがう…     「はっ…はぁ……はぁ…」     少しずつ良くなっていく呼吸…     「大丈夫だから…な?ゆっくり呼吸をしなさい。」     そう言いながら俺の背中を摩る春日…                         ……止めろ…。                           俺に…触るな……                             「大丈夫か?」                                   優しい言葉なんてかけんな……。                               「若林…?」                                         止めろ… 止めろ止めろ止めろ…                               「っ…止めろっ!!」                           俺は春日を突き飛ばした…。    
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