~君がくれたもの~

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    そこにはまだ2人がいて…     俺は2人と目があった。           「おぉ!!若林!!」   「…どないしたん?顔色悪いで?」       井上くんが心配そうに聞いてくる…       「いや…ちょっと…」       泣いたなんて… 絶対言えない……       「そうか。風邪とかには気ぃつけなあかんぞ?」   「…うん。ありがとう。」   「せや!!若林!!例のプレゼントはもろたんか?」   「…え?」   「なんや春日の奴…まだ渡せてへんのかい。」   「まぁ春日やしなぁ…」               …石田くんも井上くんも何を言ってるんだ…?     話についていけない俺に石田くんが急に笑いながら話始めた。       「それがな、春日の奴、日めくりカレンダーで一日めくるの忘れて今日が20日やと思ったんやて!!あいつホンマに馬鹿やなぁ!!」   「ホントに漫画みたいな事する奴やな!!」   そう言って笑っている2人……   頭がこんがらがる俺…                               ………え…?    
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