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菜緒子Side
お昼休み…
静かな教室に
私と咲人2人だけ
いつもは
みんな教室で
ご飯食べたりしてるんだけど…
今日は私と咲人だけ
ゆっくりとした
時間が流れる
咲人の綺麗な横顔は
図書館で借りた本に釘づけ
私はそんな咲人に釘づけ////
窓からふわりと
心地良い風が
流れ込んで
咲人のサラサラした髪を撫でる
その風と共に
咲人の香水の残り香が
私の鼻をかすめた
その時私の心臓は
脈を打った
私の異変に気付いたのか
咲人はゆっくり
私に視線を移した
「菜緒子どうしたの?」
「ふぇ!?」
「フフフ…さっきから俺の事見てたでしょ?」
「あ…////」
「みとれたのかな?」
そう言った咲人は
本を閉じて
私の顔をゆっくり覗きこんだ
私の心臓は
破裂寸前だ…
「菜緒子…顔真っ赤‥」
「ほぇっ////」
「全く‥菜緒子は本当に見てて飽きないね」
そう言った咲人の顔は
意地悪く笑っていた
「むぅ…意地悪‥」
そんな咲人は
眼鏡を外して
私に
優しくキスを
してくれた
私と咲人の初めてのキス
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