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『そういう問題じゃ…。つかお前、誰と喋ってんだッ』
『ん?兄貴の恋人の小野さん』
『はぁッ!?早くケータイ返せっ』
え~と…。
電話の向こうで神谷さんが神谷さんと言い争ってる?
え?
どういうこと?
『あッちょ。取んなよ…』
『これ俺のだからっ………もしもし小野君?』
「うぇっ!?はい…えと…神谷さん?」
『帰ってから説明するから…切るよ』
「え、待って下さ…」
ブチッ ツーツーツー…
…一体なんだったんだ?
次の日、帰ってきた神谷さんに電話の相手は神谷さんの弟だったという話をされたのち、声を聞き分けれなかった事について「お前はそれでも声優かっ」と怒られたあと「つかなんで俺の声…」とかぶつぶつ呟いている神谷さんに3日間、口をきいてもらえなかったのは別の話…
ていうか、俺との関係、弟さんにバレて…
End...
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