253人が本棚に入れています
本棚に追加
ハァ…この胸の痛み、俺にどうしろってんの？
嫌い。でも好き
『あ～彼女欲しいっすよね～』
『～…さんみたいな女の子が彼女だったらいいっすね』
ズキリ ズキリ
胸が痛む
小野君が女の子の話をする度に…
それで気づいてしまった。俺は小野君が好きだって…
最初は否定してた。けど…やっぱり自分の心にウソはつけなかった。
なんで好きになったかなんて、分からない。
気づいたら好きになってた。
たまに小野君が収録中に笑顔を向けてくるたびに、目を奪われる。
でも、小野君からしたら俺なんか「他の声優さんよりは少し仲のいい声優仲間」
としか思ってないんだろうなぁ…。
「……やさん。神……ん。神谷さん！」
「…え？あッ…なに小野君？」
「大丈夫ですか？打ち合わせ中にボーッとするなんて神谷さんらしくないですね。」
「っさい。小野君みたいにいつもボーッとするよかマシだよ。」
「え～。神谷さんヒドいッ」
.
最初のコメントを投稿しよう！