嫌い。でも好き

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びっくりした…。 全然気がつかなかった。最近多いな…こういうの。 体もだるいし、頭もボーッとしてるし…   打ち合わせが終わったあと、飲みに行こうと誘われた。でも体調のことを考えると行けなかったから、俺はそのまま自分の家に帰った。 ボスン、と帰ってすぐにベッドに沈んだ。 やっと終わった。ホントに疲れる…。 前までは楽しみだったはずのDear Girl Storiseが辛い。いや…楽しいんだけど…でも… こんなの俺らしくない。 一つのことにこんなに捕らわれて…。 全部、小野君のせい。 叶わない恋にこんなにも捕らわれて…。もうイヤだ… 「小野君を好きなの止めたい…。」 ポツリと、俺の呟いた言葉は虚しく部屋に響いた。 .
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