嫌い。でも好き

7/9
前へ
/202ページ
次へ
「んぅ…」 あぁ…よく寝た 「かっ…神谷さん。もう大丈夫っすか?」 あー小野君だ…   …なんか俺また忘れてないか? 「んー…さっきよりは…」 「あのッ神谷さん。さっきの…」 「あっ…あれは…」 一気に覚醒した。    そうださっき俺、小野君に告白してキスまでしたんだ…。                                       なにやってんだ俺… 「違っう…じゃなくて、あのあれはッ…」  「神谷さん……落ち着いて下さい。ゆっくりでいいですから」 そう言って微笑んできた。 なんでコイツこんなに余裕なわけ… 俺よか年下なのに… あーもう言ってしまえ! 「俺は小野君が好きでッ…だから…あの…」 意を決して俯いたまま気持ちを吐きだした 「……………」     恥ずい恥ずい… 引かれたよな…小野君無言だし… .
/202ページ

最初のコメントを投稿しよう!

253人が本棚に入れています
本棚に追加