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「「おはようございま~す」」
「はよー」
俺と小野君の思いが通じ合って……俺の熱も完治して、三日後。
今日からやっと公録の打ち合わせができる。
なんだけどさぁ…なんか諏訪がニヤニヤこっち向いて笑ってんだけど…。
正直気持ち悪い
ジーッと諏訪を見てたらコソコソと諏訪が近づいてきた。
「神谷さん神谷さん」
「なに?」
「三日間でどこまでいった?」
「は?………!なんでっ…知って!」
「だって…首のとこ……」
「うそ…」
バッと首を手で隠すと
「冗談ですって。見えてないですよ。」
「諏訪…いっぺん死ぬ?」
「でも…さっきの冗談は置いといて、神谷さん顔がすっきりしてますよ。」
「え…」
そんなに変わったのかな…?
「まぁ…よかったですね」
「もう黙って…」
でも、ホントなんで諏訪が知ってんだろ…
「あーッ。俺の浩史にちょっかいかけちゃダメっすよ!」
そう言って小野君が後ろから抱きついてくる。
「小野君重いっ!んで邪魔だから!!」
「なんでっすかぁ?ホントもうツンデレなんだからッ。あん時はあんなに素直だったのに…」
「……ッ」
こいつ確信犯だっ!
最後だけ耳元で言いやがった!
結局俺達はお互いに回り道してただけだった。
これからは少し素直になるのもいいのかもしれない。
ま、ならないけどねー。
End…
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