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「ツッ…俺は小野君が好きだよ!小野君の方こそなんだよッ。女の子の方がいいならさっさと別れっ…んッ…ふぁッ…ん…ハァ」
いきなり唇を塞がれた。しかも深い…
さすがに苦しくなって小野君の胸を叩くとゆっくりと離された。
「ハァ…なにいきなり…「俺は…浩史の事が誰よりも好きです。もう浩史以外の誰にも興味なんてありません。もちろん女の子にも…」
心があったまるような…小野君に好きだと言われただけで…でも…
「じゃああの時の女の子は…」
「あの時?」
ポツリと呟くような声だったのに聞こえたらしい聞き返された。
「ちょっと前にさ、俺が仕事で小野君がオフだった日に…新宿にいたでしょ?そのときの子…」
「あー見られてましたか…。今日、何の日か分かってます?」
小野君は苦笑したあと楽しそうに聞いてきた。
「はぁ?なんもないだろ?ちゃんと俺の質問に答えてよ」
「…やっぱりですか。今日は浩史の誕生日ですよ」
「え…?あ…」
そういや今日って1月28日か…「でも、それと関係…」
「だから…誕生日プレゼントですよ。おめでとうございます」
そう言って渡された小さな箱
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