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「ハァ…」
早く明日になって神谷さん帰ってこないかなとか思っていたらいきなりケータイが鳴った。
画面を見るとそこには“神谷浩史”
え…神谷さん?
電話に出ると3日ぶりの神谷さんの声が…
「どうしたんですか?」
『いや…ちょっとさ、小野君の声が聞きたかったから…』
……デレ!?デレたよっ。あの神谷さんがッ
「そっそうですか。俺も神谷さんの声聞きたいなぁって思ってたとこです」
『なら小野君からかけてきてくれても…』
「いや…そっちはそっちで楽しんでるのかなって思ったらかけづらくて…。そういう神谷さんこそもっと早く電話してくれても…」
『俺はッ…その…なんか恥ずかしかったから…。何話したら分かんなかったし…。メーワクかなって』
なに!?え…可愛いすぎる。神谷さんすっごく素直…
「別にかけてくれるだけでも嬉しいですし…。仮にも恋人なんだから迷惑だなんて思いませんよ。」
いつも俺がこんな事を言えば「小野君キモチワルイ」などのツンがくるんだよなぁ…と思っていたのに…
『うん…。ありがと。あとね…小野君、好きだよ?』
「ッ…///」
えっ?
今、『好き』って…。神谷さんには失礼だけどヘンな物でも食べたんじゃあ…
「俺も神谷さんのこと…『あ~ッ。お前なにしてんだッ!人のケータイ使って!』」
『げッ。バレたっ』
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