夏の夢

1/1
前へ
/35ページ
次へ

夏の夢

もう・・すかっり文字のかすんだ・・ 手紙を握り締めた・・ それはいつか二人で交わすはずたった 遠い約束・・ いつの間にかあの場所までやってきてしまった・・・ 眩しい笑顔と長い髪を いつまでも・・ きっと忘れたくない さよなら あの夏の日は二度と戻らないけれど 今も瞳を閉じれば君の声が聞える 儚い夢から覚める前に もう一度だけ 君を抱き締めてたい 永遠さえ感じるほどに・・ 季節は流れ初めて僕は動けずに その温もりは大地に溶けてく・・ 新しい季節を求める 事さえ出来ない 僕を縛り付けたまま
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加