第4章

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急いで若山を自転車に乗せて俺の家に向かった。幸い家が近かったから良かった。 「ふぅ……とりあえず中に入って服を脱衣場で脱いでシャワー浴びてろ。姉貴のパジャマかしてやるから服乾くまで着てて。」と言って服を取りに行くと 「脱衣場の場所どこ??」と若山 泣いた後で目が腫れていてかわいい……と思ってしまった俺…… 「廊下を真っ直ぐ行って突き当たりを右に行くとドアがあるそこだ。」と早口で喋って二階に着替えを取りに行った。 姉貴いないよな??とびくびくしながら姉貴のパジャマを取って下に降りた。 脱衣場にパジャマを置いて目をつぶって制服などを洗濯機に入れた。 「ふぅ」と一息を着いて座ると…携帯が鳴った。電話だ。 「はい、こちら亀有公園前派出所です。」と言って出た。 「春~今どこ?学校~?」と由香の声がした。 「あ??てめえなんで起こさないんだよ!おかげで今変なことになってんだぞ?」 「ふーん、今から遊びに行っていい?」と由香。「おい!!聞いてた!? 「ツーツーツー……」と無機質な音……。来る……ヤバイ……ばれたら弱みを握られる! 「坪井君!!私の……どこ?」と赤面の若山、ん? 「なんて言った?」と脱衣場に向かう。扉の前で開けるよ?と言って開けた。 「!!」バスタオルを体に巻いた姿の若山がいた………。すぐにうしろを向いて「どうした?」と冷静に言った。 「下着無い……」……あ、 「悪い洗濯機に全部入れちゃった!!」と言うと「え?どうしょう!!」 「とりあえずそのまま服を着て俺について来て」と言って出た。
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