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「もういいも~ん!!」と言って部屋を出て行った。
「なかなかな漫才でした。」と姉貴が言っていた。
「そんなことないから安心しろ。」なにが漫才だ!!
「ちぇー」と言って台所で自分の皿を洗う。
俺や若山の皿は若山が洗ってくれたようだ。
「坪井君~」と言って若山が入ってきた。
「なんだ?ちゃんと乾いてただろ?」と言うと
「あのね、私って坪井君の家にどうやって来たっけ?歩いてじゃなくて自転車だよね?」と聞いてくる。
「お前そのくらいわか……あ、マ〇クに置きっぱなしだ…」と頭を抱える。
「それと私、駅からならわかるけどここからも帰り方わかんなくて……」と申し訳なさそうに言う。
「ああ、そこは俺が家まで送って行くからいいよ~」とおちゃらける。
「え?本当に!?」と突然元気になった。
「ああ、とりあえず向かおうぜ?」と言って玄関に向かう。
「行く!!」と言って着いてきた。
「二人乗りなんて初めてしたよ。」と言っていた。
「まぁ、いつかしてやる。」と言って止まった。
「着いた~」と言って背伸びしてた。
「ありがとうね~」ん?なんかこのまま別れるみたいな空気だな。
「お前さ、俺、家まで送るよ?」と自分を指差す。
「えぇ!?いいの喜んじゃうよ!?」変な女だ…
「ああ、いいよ。」
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