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『星夜が死んだ』
信じがたい言葉だった。
だって、
さっきまで一緒にいたんだよ?
メールするって言ったよ?
誕生日プレゼントくれるって
約束したよ?
多樹「帰りに事故にあっ…」
多樹の言葉の途中で、
電話を切った。
星夜が死んだなんて
思えなかった。
トゥルルル…
星夜の携帯に電話をかける。
夏葉「日野くんっ」
手がガタガタ震えて、
血の気がひいていくのが
わかった。
トゥルルル…
電子音が途切れる。
星夜「夏葉?」
電話越しの星夜の声に、
安心しきったのか、
わたしはその場に倒れこんだ。
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