🍀病院🍀

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夏葉「日野くん…?」 星夜「ずいぶん ぐっすりだったな」 夏葉「…聞いてた?」 星夜「うん。オレ、幽霊みたい」 星夜は椅子から立ち上がって、 わたしに触れた。 星夜「みんなには見えないんだ」 星夜の手は冷たくて、 生気が感じられない。 星夜「見えないし、触れない。 声も届かない。 携帯にも何度か電話が来たけど、 出られたのは夏葉の一本だけ。 どう思う?」 どうと聞かれても、 わたしには状況がつかめないし、 星夜が死んだなんて 言われても まだ信じられない。 夏葉「ホントに幽霊なの…?」 星夜「…死んだのは覚えてる」 夏葉「覚えてるって…」 星夜は自分が死んだ時のことを 語りだした。
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