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楽屋の扉の前まで行くと、楽屋の中から、メールの着信音、たっちょんの[まもりたい]が聞こえた。
僕は、泣きそうなのをこらえて、ケータイを開いた。
ケータイの画面には、大好きな、[たっちょん]の文字。
僕はその文を読んだ。
<ヤス、ほんまにごめんな。ヤスの気持ちに気づいてあげられへんくて。俺最低やんな、ヤスをこんなに不安にさせて。ヤスもう俺の事嫌い?嫌いになっても仕方ないよな…こんな事してんねんから。だけど俺はヤスの事、今も大好きやからな?それだけは分かってほしいねん。もし、ヤスがまだ俺の事想ってくれてたら、今日俺ん家来てくれへんかな?待ってるから…>
僕は、気がついたら楽屋を出て走り出していた
たっちょんの家に向かって
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