1stBattle 「フェザーカノンノ」

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『(うう・・・緊張してきたわ・・・・・・。)』 鞍上の安藤勝己騎手と一緒に本馬場に入るフェザーカノンノ。 『よう!あなたが一番人気の?』 といかにもノリノリな感じで彼女に話し掛けてきたのは、武豊騎手を鞍上に乗せた、二番人気のアドマイヤベガであった。 『今日はどうぞよろしくお願いします。』 と、紳士的口調で喋りだしたのは、四番人気のテイエムオペラオーである。 『こ、こちらこそお願いします。』 二頭にたじろぎっぱなしのフェザーカノンノは、そういってゲートインしていった。 『(周りは男の子ばっかりだけど、絶対負けない!)』 人一倍負けん気の強い子である。
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