ゲーム1

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ゲーム1

「とりあえず、みなさんの能力をみたいと思います。」 放送でそう流れた。 「この校舎のなかに、私達の仲間が出歩いています。格好はみなさんの目の前にいる人達と同じです。 みなさんには、これから30分彼らから逃げてもらいます。 彼らは姿をみつけたら、即座にあなたたちを殺しにかかりますので、気をつけてください。」 教室がざわつく。 隼人も冷や汗をかいた。 (やばすぎる。) すると後ろから 「なあ隼人!これまじかな?」 (こいつはコワくねーのかよ) と思わせられたのは、同じクラスの安藤和樹。バスケ部に所属し、頭は悪い。 「これは冗談なんかじゃないだろ。」 と答えると 「なんか、不気味だな♪」 (楽しそうじゃねーか) 和樹に対して腹がたっていると、放送がまた流れてきた。
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