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沈んでいく
深く
深く
誰の声も届かない
私の声にも気づかない
……………
…気がつくと私は
孤独のなかに沈んでいた
『きっと私は消えるのね』
だれの記憶にも残らず
独りで世界から消えるのだ
『私が消えたら悲しんでくれる人はいるのかしら』
自分の中では答えは出ていた
『そんな人…いるわけないじゃない…』
なんでこうなってしまったの
友人がいない訳ではない
だけど
私は誰かの一番でないのだ
『もっと…愛が欲しい…』
私を一番だと言ってくれる人
消えそうな私を
…繋ぎ止めてくれる人
『誰か…私を必要として…』
…誰かの一番になりたかったの
『誰か…私の一番になってよ…』
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