1459人が本棚に入れています
本棚に追加
私は時々、清吾の練習を見に行った
リハビリを応援したりした
私はある日清吾のマンションに呼ばれた
マンションはバリアフリーだった
『なるべく下の階の人に迷惑かけないように、車椅子使わないようにしてるんだ』
夜はなるべく手摺りを使って移動するらしい
『お母さんとは連絡取ってないの』
『取ってない。そのほうがあの人にとってもいいんだよ。今までがおかしすぎたんだ
それに気付かなかった俺は馬鹿だと思う
不倫したことは親父があの人かまわなすぎて、淋しくてやったことだからって聞かされてたから、初めて知った時は母親が可哀相だと思った
でもまさか俺がその相手の子供なんて…
離婚の事でくたくただった俺にはひどい仕打ちさ』
『私にはなんとも言えないけど…なんかお母さんと私重なるな…理由はどうあれ。いつか許してあげてね』
私は清吾のお母さんが彼を溺愛したのは、不倫相手を愛していたからにちがいない
だから今なら清吾のお母さんの気持ちがわかる
最初のコメントを投稿しよう!