再びの青春

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ある日私は清吾に『バスケのマネージャーにならないか』と言われた 『ダメだよ。私ルールなんて知らないし、鈍臭いし…迷惑かけるだけだわ』 『一緒に青春しようよ(笑)』 『簡単な事しかできないわよ?それでもいい?』 『全然大丈夫!コーチの負担へるよ。芥川さんはヘルパー並のこともしてるし…てか仕事が介護のベテランだから、勉強になると思うよ』 ああ…そういうことか 清吾はバスケ通じて介護の勉強をと考えてくれたんだ 私は芥川さんに直接話しをした 『私ルールも何もしりませんが、よろしくお願いします』 『マネージャーなんて助かるよ。5月に試合あるから今からみんな気合い入ってるんだ』 『5月に試合なんですか?楽しみです』 『ところでヘルパー3級どうなった?』 『ありがとうございます。無事受かりました。しばらくは、障害者施設のほうでパートできるようになりました』 『大変だけどがんばるんだぞ。ここでも少し介護の仕事あるけど…』 『聞いてます。芥川さんは介護のプロだから、いろいろ教えてもらえって』 私はボールを磨いたり、タオルやスポーツドリンクの用意をした 車椅子同士ぶつかって、負傷したメンバーの治療したりと忙しかった
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