再びの青春

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『美味しいな、ここの焼鳥。俺はまりそう』 『でしょ?私焼酎キープまでしてるのよ』 『オッサンだな(笑)』 『今日は私のおごりだから』 『仕事どう?』 『体力、体力だね(笑)力仕事もあるし、けっこう若い障害者の人多くてね…人事じゃないよ』 『あれ?ルビーの指輪…ネックレスにしたの?』 『うん。指輪だと仕事しにくいし、ネックレスだといつでもつけていられるから』 『きらきら光ってて綺麗だよ。これは高いルビーだぜ。椎名さん奮発したんだな』と清吾は笑った 『ぽんじり食べよう!おいしいから』 『俺すなずりもらうわ』 『お造りもたのもうか?』 『さすが梓センスいいわ』 私立場は11時まで飲んで食べていた 『付き合ってたころより、今のほうが楽しいね』と清吾が呟いた 『ホントだね…すごく楽しい。今度5月の試合勝ったら、お祝いしようよ あの焼き鳥屋貸し切りでもいいし、どこか貸し切りしてさ。きっと勝てるから』 私は車椅子を押しながらタクシーに手を振った タクシーに乗り込むと、清吾は『人に車椅子押してもらうっていいな…なんかいいよ』 一人でがんばり過ぎたんだよ…
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