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清吾が私に指輪をくれた
小さなレストランで照れ臭そうに私にプロポーズしたのだ
私は軽く頷いて、指輪を左手の薬指にはめた
小さなダイアモンドだったけど、すごく嬉しかった
『ごめんな、こんな小さくて』
『私にしたらすごく豪華だよ、ありがとう』
『結婚はお互いいいなって時にしよう。な?』
清吾は優しい
私の我が儘に付き合ってくれる。だったら私も我慢して、一年頑張ったら約束通り結婚の用意していこうと思った
考えが変われば、退職して主婦するのもいいかもしれない
そんな気分に今日はなった。それだけ婚約指輪には魔力があるのである
明るくて楽しい将来がそこには見え隠れするのだ
その夜私は清吾のマンションに泊まり愛し合った
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