新しい人生を作る時

14/15
前へ
/81ページ
次へ
打ち上げは盛大に行われた 応援団の人達やスポンサーの人達で賑わっていた これで頑張ればまたスポンサーがつくらしい 『おい!梓!お前ネックレス落としてきたんじゃないか』 清吾は慌てて私の首を触った 『違うわよ』 『家か?』 『もう返したのよあの人の娘さんに…』 『なんで…』 『彼女にかたみをあげたかったのと…私が前向きになるため』 私は清吾を見つめた 清吾は周りを気にすることもなく私を抱きしめた 『もう一回プロポーズしていいか?』 『うん』 『指輪、この中指ので我慢してくれ』 『十分よ』 『椎名さんの墓連れてってくれ!梓幸せにするっていいたいから』 『一緒に行きましょ』 私はようやく自分の気持ちを認めた きちんと恋愛感情もっていたんだと 清吾がプロポーズしなかったら、芥川さんの奥さんみたいに、逆プロポーズしてただろう 茂さん…最後のお参りに行きます
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1459人が本棚に入れています
本棚に追加