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打ち上げは盛大に行われた
応援団の人達やスポンサーの人達で賑わっていた
これで頑張ればまたスポンサーがつくらしい
『おい!梓!お前ネックレス落としてきたんじゃないか』
清吾は慌てて私の首を触った
『違うわよ』
『家か?』
『もう返したのよあの人の娘さんに…』
『なんで…』
『彼女にかたみをあげたかったのと…私が前向きになるため』
私は清吾を見つめた
清吾は周りを気にすることもなく私を抱きしめた
『もう一回プロポーズしていいか?』
『うん』
『指輪、この中指ので我慢してくれ』
『十分よ』
『椎名さんの墓連れてってくれ!梓幸せにするっていいたいから』
『一緒に行きましょ』
私はようやく自分の気持ちを認めた
きちんと恋愛感情もっていたんだと
清吾がプロポーズしなかったら、芥川さんの奥さんみたいに、逆プロポーズしてただろう
茂さん…最後のお参りに行きます
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