許されぬ恋心

10/11
前へ
/21ページ
次へ
瑠佳は壱の両脇に手を入れて持ち上げると壱に向かって話す。 瑠佳「…壱は…ほんとに私が好きなの…?」 壱「わんっ!」 瑠佳「そっか。私にもまだ…大切に思ってくれる子がいたのか…」 瑠佳は悟ったように壱を見て言った。 瑠佳「壱も不幸だよね……どうして…私なんかを好きになっちゃったんだろうね…」 壱「……不幸なんかじゃない…」 瑠佳「壱…」 壱は元の人の姿に戻っていた。 壱「…瑠佳に逢えたこと…瑠佳を好きになったこと…俺は後悔なんてしてないよ?」 壱は瑠佳を自分の腕に抱いて愛しそうに瑠佳を見つめた。 .
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加