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瑠佳は壱の両脇に手を入れて持ち上げると壱に向かって話す。
瑠佳「…壱は…ほんとに私が好きなの…?」
壱「わんっ!」
瑠佳「そっか。私にもまだ…大切に思ってくれる子がいたのか…」
瑠佳は悟ったように壱を見て言った。
瑠佳「壱も不幸だよね……どうして…私なんかを好きになっちゃったんだろうね…」
壱「……不幸なんかじゃない…」
瑠佳「壱…」
壱は元の人の姿に戻っていた。
壱「…瑠佳に逢えたこと…瑠佳を好きになったこと…俺は後悔なんてしてないよ?」
壱は瑠佳を自分の腕に抱いて愛しそうに瑠佳を見つめた。
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