30人が本棚に入れています
本棚に追加
瑠佳は、両親を亡くしてから全く笑わなくなった。
そして、瑠佳を引き取った瑠佳の叔父は瑠佳を傷つけるだけ…
両親を失って、深く心に傷を負った瑠佳を癒すどころか外側からも傷つける。
瑠佳と離ればなれになってからも俺は暇があれば瑠佳の様子を見に行っていた。
だから…
日に日に病んでいく瑠佳を見るのが辛くて…
もう限界だった。
ある晩―――
瑠佳が自室で、カッターを手首に当て自殺を試みた時、俺の我慢は限界に達した。
その日、俺は叔父の家から瑠佳を奪っていった。
.
最初のコメントを投稿しよう!