許されぬ恋心

5/11
前へ
/21ページ
次へ
俺は自分の住まいに瑠佳を連れ帰ると、ベッドの上にそっと寝かせた。 瑠佳は、自殺を止めるために俺が鳩尾を突いて気絶させたため目を閉じたままだ。 俺は栗色の瑠佳の髪を撫でた。 「…瑠佳…瑠佳……」 瑠佳の顔を見ていると好きという感情が溢れ出してしょうがない。 電気の着いていない暗い部屋を月明かりが淡く照らしていて、月夜に照される瑠佳がとても美しく見えた… .
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30人が本棚に入れています
本棚に追加