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[※ヒバツナ?]
ピエロは死にました。
(レゾンデートル・ゼロ)
ある日突然告げられた言葉はあまりにも残酷だった。
「いつもヘラヘラして、馬鹿じゃない?」
ピエロは泣きません。
「僕、君みたいなのが一番キライ。」
ピエロの売りは、泣かないこと。
悲しい笑顔が売りなのです。
「君、レゾンデートル・ゼロって意味分かる?」
「…分かりません。」
「存在理由、存在価値無しってこと。」
目の前がチカチカする。
笑えません…。
「意味分かったでしょ?この言葉、君の為にあると思わない?」
枯れて、乾いた笑みすら不細工になる。
「…そうですね。失礼しました。」
ピエロは泣かずに、死んだ笑みをうかべました。
「確かに、オレの為の最高のホメ言葉だ。」
(ピエロは死にました。)
(腐った笑みをうかべ)
(奈落の底まで墜ちました。)
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