短編たち

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[※ヒバツナ・死ネタ] えいえんのねむりを。 (一緒におやすみ。) 「明日はきっと真っ黒だ。」 「君がいなきゃ色はつかないだろうね。」 「雲雀さんもいなきゃです。」 こんな世界に色なんていらない。 あなたがいて色があり、オレがいて色があるんだ。 「ふふ、そうかい。じゃあ、そろそろ逝こうか。」 「はい。」 2人ベッドに横たわり、互いの胸にナイフを当てる。 ツプ…と音をたてて先端が皮膚に刺さる。 それじゃあ、 「おやすみなさい。」 「おやすみ。」 一思いにナイフが体を突き抜けた。 (一緒に寝よう。) (もぅ、) (二度と起きない僕ら。) .
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