短編たち

28/50
前へ
/513ページ
次へ
[※ヒバツナ・ツナ死亡] 痛いイタイいたい。 (心臓のその上) いつも雲雀さんがつけてくれるアトが嬉しくて、幸せだった。 つけられる時のチリッとする痛みとか、全部含めて、幸せだった。 ちゃんと、生きてるって感じられたんだ。 オレが雲雀さんに最初で最期のアトをつけた時の雲雀さんの笑顔が嬉しかった。 オレと同じ気持ちなんだって分かった時、すごく嬉しかった。 死ぬ時、銃で撃たれた時、すごく痛かった。熱かった。 ちょうど雲雀さんのつけてくれたアトの上だったんだ。 だから余計、痛くて熱くて苦しかったんだ。 心臓を撃たれるより、すんごい痛かったんだ。 もう一度、逢って、もう一度、印をつけたい。 消えないように。 (ズガンと一発) (ぶち抜かれました。) .
/513ページ

最初のコメントを投稿しよう!

123人が本棚に入れています
本棚に追加