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――何故だろうか?
どこからか血の臭いがする……。―――
そんな事を考えてる内に青年と少年は街についた。
「さぁお兄さん…歌って…?」
「…う…うん。」
~♪~♪
青年が歌いだすと賑やかだった街の人々がシン…と黙りこんだ。
少し経ったその時
「イヤ゙ァアアア!!!」
どこからか奇声が聞こえた。
それを合図のように皆狂いだした。
人を殺す者。
不気味に笑い出す者。
暴れる者。
死にたいなどの言葉をブツブツ言う者。
青年は歌を歌うのを止めようと思った。
歌を歌ったせいだと思ったからだ。
だが止まらない。口が勝手に動くのだ。
その後青年の体が恐怖で震えた。
少年がこっちを向いてニヤリと笑っているのだ。
銃を片手に持って――……
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