2 番 目 ア リ ス

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――何故だろうか? どこからか血の臭いがする……。――― そんな事を考えてる内に青年と少年は街についた。 「さぁお兄さん…歌って…?」 「…う…うん。」 ~♪~♪ 青年が歌いだすと賑やかだった街の人々がシン…と黙りこんだ。 少し経ったその時 「イヤ゙ァアアア!!!」 どこからか奇声が聞こえた。 それを合図のように皆狂いだした。 人を殺す者。 不気味に笑い出す者。 暴れる者。 死にたいなどの言葉をブツブツ言う者。 青年は歌を歌うのを止めようと思った。 歌を歌ったせいだと思ったからだ。 だが止まらない。口が勝手に動くのだ。 その後青年の体が恐怖で震えた。 少年がこっちを向いてニヤリと笑っているのだ。 銃を片手に持って――……
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