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私は怖い話や都市伝説が好きで、この携帯小説でしおりを挟んでいます。
先程、怖いの。を外来の暗い待合室にて読んで居る時に悪寒が走りました。怖い話を読んでいたので当然と言えば当然なのですが…。
私が座って居た真後ろは窓があります。
「ここは携帯禁止だよ」
背後から警備員の声に驚きました。夢中になって読んでいたので。
窓と私の間には隙間がひらいているので、警備員が入るだけのゆとりはあります。私は警備員に目をやり、しかし言葉には無視して、また読み始めようとした時です。ふいに窓が気になりましたので、目を凝らして見つめると、3人の顔があります、そこは二階なので、誰かが窓に向かって立っているなら分かります。
でもそれなら正面から立たなければ顔は映りません、私の正面には誰も居ないのです。
二階のそこはベランダなどもありません、再び窓に目をやると…3人がニヤけています。
「あ・り・が・と・う」
口がそう動いた様に見えました。
3人は私の読んでいる話とは関係無いと思いますが、時として、怖い話を読んでいると、見えると言います。
楽しんで下さいね。
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