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WizardEthelbert
「そうじゃよ。
わしはかつてあの魔王とやり合った事もあるんじゃ。」
Dirk
「わぁ!すごい!
おじいさん、僕は勇者「ダーク」です。
おじいさん、僕と一緒に魔王をこらしめに行ってくれませんか?
えっとそれで、その時どっちが勝ったんですか?」
WizardEthelbert
「ほほう、そうか。
質問の多い勇者様じゃなぁ。
まあ、別に魔王と戦ってやるのは良いが、あの時の魔王との戦いは凄まじいものじゃった。
あの時、わしもまだまだ若かったから魔王の城の階段も二段抜かしで登っても平気じゃった。
そして王の間で奴と対峙した。
魔王もわしもお互いに相手と戦うのを待ち望んでおった。
本気で戦える相手が現れたのじゃからな。
わしらは魔法と剣技を思う存分に奮った。
そして、わしらは疲れ果て、床の上に伏した。
だがな、わしらは本気で戦えた事が嬉しかった。
醜い殺し合いは止めて、わしらは友達に成り世界の行く末を見守る事にしたのじゃ…。」
Dirk
「ちょっと待ってよ!
だったらどうして魔王は今世界中に魔族を送り込んでいるの!?」
WizardEthelbert
「もっともな質問じゃな。
じゃがな、その答えはわしにも分からん。
だからお前さんと魔王に会いに行く事にする。
…で、そろそろお前さんがしょぼくれとる理由を聞かせてくれ。」
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