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WizardEthelbert
「これじゃ!これこそ聖剣アキリュタスじゃ!
間違い無いな?ダーク。」
Dirk
「はい、これに間違いありません。
あー良かった!これで魔王退治に行けますね!おじいさん!」
WizardEthelbert
「浮かれるのはまだ早いぞダーク。
浮かれられるかは魔王にあってからじゃ。」
Dirk
「はい…すみません、嬉しくてつい。」
WizardEthelbert
「今からは気を引き締めて臨むのだぞ!
さて、飛ぶかの。」
Dirk
「飛ぶって洞窟の中でですか!?」
WizardEthelbert
「説明は後じゃ、事は一刻を争うのじゃ。
…行くぞ!」
ウィザード・エゼルベルトが杖をくるりと回すと、青い光が溢れ出し、二人はいつの間にか魔王城の前に居た。
Dirk
「飛ぶってこういう事だったんですか。
おじいさん、本当にすごい魔法使いですね!
これなら僕の出る幕は無さそうだなぁ…。」
WizardEthelbert
「それは違うぞ。
わしは魔王と引き分けたが、決して勝った訳では無い。
じじいに成ってからは更に勝てる見込みは無い。
そこでお前さんの出る幕じゃよ。
聖剣を持つ事を許された勇者ならば魔を打ち倒す事が出来るじゃろう。」
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