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「何するんですか!?離してください!!」
フォクセスはじたばたしてケイトから離れようとしたがケイトはギュッと掴んだままだった。
「魔導器のこと知っているのか!!」
「落ち着いてください!!私が知っている範囲は教えますから手を離してください!!」
「ごめん……」
ケイトは手を離した。
「えーと、魔導器のことですね……私が知っていることは魔導器は三種類あり、そしてどれにも人格が宿っていていつか暴走が起きると言うことです。ケイトは経験したはずですよ。さらに魔導器には適合者が絶対にいてもし適合者以外の人間が使うようならその人間は苦しみ死ぬと言われていることですね」
フォクセスは尻尾をその小さなテで撫でながら言う。
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