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目の前には数十名の俺と同い年のやつから年上、年下の奴らがクラッカーを片手にニコニコと笑っている。
そこには扉を閉めた張本人たっつんの姿もあった。
「わりぃな!怖がらせちまって!これもお前を喜ばそうとみんなで計画してたことだからさ!」
そう言ってたっつんは笑った。
「いや…別に怖がってなんかないんで…」
「あっ!んで俺が東塔担当!消灯や外出などは俺が管理してるからなにかあったら言ってくれよ?あと面倒は 絶 対 に起こすな」
とたっつんは言った。
「はい。ところで寮生はこれだけ何ですか?」
話に聞いていた限りではもっと人数が多い筈だが…?
「あー新入生は明日から明々後日くらいからでお前らの先輩にあたるほとんどの3年生はみんな里帰りだかなんだか言って明日の朝方来るし、2年は寮外に住むやつも多いから今は2年とちょい3年がいるだけなんだよ」
………里帰りって、新学期当日に帰ってくるもんなのかよ…。
「まあ今日はささやかながらに今いるメンバーでお祝いっつうことさ!まあ明日ぐらいにちゃんと歓迎会開いてやるからさ!」
そうたっつんは言って笑った
「はあ…。」
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