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まぁそのあとは軽く飯食ってたっつんに部屋に案内された。
もう荷物は部屋に置いてあるらしい。
たっつんはこれから見回り当番だからと言って部屋の鍵を渡した。ちなみに俺の部屋は3階の左の1番奥の部屋だ。
俺はとりあえず荷物整理しようと部屋へ向かう。
茶のアンティーク系の扉に少しくすんだ金色の鍵穴に鍵を差し込み鍵を開け、取っ手を回し扉を開く。
部屋は電気がついてなく真っ暗でカーテンが開いてるらしく外から月明かりが部屋を照らしていた。
部屋に入ると玄関みたいに靴を脱ぐとこがあり脱いであがる。
…と足元に誰かの足が見えた。
「…!?!?」
俺は驚いて足を見る。
大丈夫。ちゃんと体がある。
少なくとも幽霊などの類のものではなかった。
ゆっくり足の主をみる。
月に照らされもともと白いであろう肌が余計白く見えた。
足は細く綺麗な曲線だ…いや、足だけではない。
腰、腕、胸元(小さいというかないに等しいが)、首、細く艶を放つ茶色の髪は肩らへんまで長い。顔立ちも幼くもあるがどこか大人っぽい…。
その人は白い光沢のあるワンピースを着て床に横になり寝ているようだった。
………………… ま て よ ?
ここは男子校。TS学園。
だがここにいるのはどう見ても女…!?
俺は頭がパニックになりながら近くにあったスイッチを押し電気をつけ彼女に近付き見る。
この人どこかで……。
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