29人が本棚に入れています
本棚に追加
自分の眼に映るもの
自分の眼に映らないもの
なにをどこまで信じるべきか
鏡に映った自分の姿
本当にそれは自分の姿なのか
自分の姿を確かめる術は
鏡を覗く事しかないのだから
結局
鏡に映った自分が自分なのか
確かめる術は ない
鏡に映る世界
鏡が映し出す世界
いや 本当はこちら側の世界が
あちら側の世界なのかもしれない
今ここにいる自分の世界は
映し鏡で無限に繰り返される世界の
ひとつの世界でしかないのかもしれない
どちらが本当の世界なのか
どちらとも本当の世界なのか
どちらとも偽りの世界なのか
眼に映る色
人はそれを「赤」だという
別の人はそれを「黒」だという
また別の人は「青」だという
誰もが同じ世界を見ているはずなのに
それぞれの瞳に映る世界は
全く別の世界なのかもしれない
つまりは 自分が信じた世界こそが
本当の世界なのだろう
どちらがいいかと問われた時
どちらかを選択するのが当然かもしれない
けれど
どちらも選択するもいいだろう
どちらも選択しないもいいだろう
信じるものの価値は
自分で決めればいいのだから
最初のコメントを投稿しよう!